「デジタル化」って何? 焦らず急ぐべき理由
- Eishi Mori
- 2023年3月21日
- 読了時間: 3分
株式会社森工業の森です。
春が顔を覗かせたと思いきや、中々気温は安定しませんね。
寒暖差・花粉など自律神経の調整も難しい時期ですが、年度末も近く、次のステップへの準備を進められている方も多くおられると思います。
本ブログ、3件目にして少し停滞気味ですが、気にせずマイペースに更新します!
|テーマ:「デジタル化って何?」

昨今、DX(デジタルトランスフォーメーション)やペーパーレス化という言葉を耳にしない日はほとんどなく、デジタル化への移行を促すCMもたくさん増えてきましたね。
まさに「現代を生き抜く企業」にとって必要不可欠なデジタル化!そんな印象も皆さま持たれているかと思います。
|そうは言っても!どこから始めようかデジタル化。
ということで、まずそもそもの意味を確認。めちゃ短く訳すと下記のような内容です。
デジタル化=
「人」「モノ」「サービス」の情報をデータ化し、それぞれを結びつけることにより、業務の効率化や付加価値の創出を図ること。
シンプルに言えば、こういうことなのですが、何故こんなにデジタル化が求められているのか、経緯は色々あるかと思いますが、個人的には↓のグラフを見て以降衝撃を受けたので、シェアします。

表は世界時価総額ランキングの[平成元年]と[平成31年]の比較です。少し前のデータではありますが、比較にはもってこいなのでご了承を。
左側が平成元年。色付きが日本です。日本すごい。
ところが平成31年、日本企業はランキングには見当たらず、以降もTOP50までは、43位にトヨタ自動車がでてくる限りです。
金融中心だった平成元年と比べて、アップルやマイクロソフトなどの情報端末やそれに伴うサービスを提供する企業や、アマゾンやアリババのように情報とサービスを紐づけることにより急成長した企業が見受けられます。
時代の変化に伴い、デジタル情報の必要性・価値が高まったことが分かりますね。
そして、この30年の間に日本では、デジタル技術を駆使したイノベーションで世界に遅れをとっていることも分かります。
これだけでも、重要性は伝わりますが、ここ数年DX化が推し進められている大きな理由として、「2025年の崖」という言葉があります。
これは旧型のシステムからの脱却を行うことができず、市場のニーズに対応できなくなった場合、多くのランニングコストや人材にとって不利益をもたらし、企業の競争力を低下させる要因になるという目安の年です。もうすぐですね。
【2025年の崖】もっと知りたい方は↓
|急がないといけない。ただし、焦ってもよくない。
こんなことを聞くと、今すぐどうにかしなきゃという気持ちになりますね。ただ、デジタル化は闇雲に情報化を推し進めるだけでは過分なコストを発生させる原因になりえます。
有効なデジタル化には、ソフトウェアや端末の導入だけではなく、デジタル人材の育成や社内制度の整備も同時に行う必要があります。
したがって、デジタル化の効果を最大限にもたらす為にも、優先順位をつけること、導入メリットとコストのバランスを計ることが非常に重要となってきます。
一番良くないのは、【デジタル化を進めることが一番の目的】になること。です。
デジタル化を何の為に行っているのか、どのような効果があるのか。
デジタル化の先の未来を理解した上で進行する必要があるので、ご注意ください。
デジタル化。大事なことは分かるけど、いざ導入するとなると難しい部分がありますよね。業務改善LABでは弊社が試してみたコンテンツや実際導入してみたサービスについても紹介させていただきます!
次回は【整理整頓の重要性】について、更新します!
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